麺類メモ/Udon's Memo

タイタンシフト紹介ブログ。時々アイマス。/A blog introducing titanshift. sometimes IDOLM@STER.

勝てないなら負けなければいいじゃない。

こんばんは。

 

MCQでもモダンシーズンが始まりモダンが盛り上がっていますね。

 

今回は新しい構築を考えてみたのでその紹介です。

 

今のモダン環境とは

世はまさに大ホガーク時代!


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Hogaak, Arisen Necropolis / 甦る死滅都市、ホガーク (5)(黒/緑)(黒/緑)
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)あなたは、この呪文を唱えるためにマナを支払うことはできない。
召集、探査(この呪文を唱える段階で、あなたがタップした各クリーチャーは、それぞれ(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。あなたがあなたの墓地から追放した各カードは、それぞれ(1)を支払う。)
あなたはあなたの墓地から甦る死滅都市、ホガークを唱えてもよい。
トランプル

8/8

http://iki.com/wiki/甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak,_Arisen_Necropolisより引用

 

各種大型大会でホガークヴァインなどのホガークを採用したデッキが大暴れしています。

 

そして前回行われたMCでは採用カードランキングではホガーク関連のカードで埋め尽くされています。

 


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タイタンシフトとの相性は?

まずはホガークヴァインとタイタンシフトの相性からです。

 

端的に言うと最悪です。

 

キルターンが4〜5tのタイタンシフトにとって2tにホガークを出して高クロック群で殴りかかってくるホガークヴァインとの相性は言うまでもありません。

 

今まで採用していた墓地対策だと間に合わないことの方がはるかに多く、簡単に勝ちを拾える相手ではありません。

 

どのように対策する?

今では草の根大会でもホガークヴァインが一定数いるため、対策は必須です。

 

そのため、今回このような構築を考えてみました。まずはリストからどうぞ。

 

クリーチャー(10)
4 原始のタイタン
4 桜族の長老
2 白金の帝像

 

スペル(23)
4 風景の変容
4 明日への探索
3 遥か見
3 探検
3 向こう見ずな実験
2 稲妻
2 召喚士の契約
2 炎の斬りつけ

 

土地(27)
4 赤緑フェッチ
4 緑白フェッチ
4 踏み鳴らされた地
3 溶鉄の尖峰、ヴァラクート
3 山
3 冠雪の山
2 燃えがらの林間地
1 死者の原野
1 隠れた茂み
1 森
1 冠雪の森

 

サイドボード(15)
4 虚空の力線
2 減衰球
2 強情なベイロス
2 神々の憤怒
1 嵐の乗り切り
1 活性の力
1 自然の要求
1 再利用の賢者
1 夏の帳

 

向こう見ずな実験入りタイタンシフトです。

 



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知らない方もいると思うのでまずは向こう見ずな実験のコンボの紹介から。

 

向こう見ずな実験(向こう見ずな実験/Madcap Experiment - MTG Wiki)を打つ

ライブラリー内にアーティファクトが白金の帝像(白金の帝像/Platinum Emperion - MTG Wiki)しか入っていない。

向こう見ずな実験により白金の帝像が出てくる。白金の帝像によりライフは変動しない。

 

というコンボです。

 

今回の構築の特徴は以下4点です。

  1. 高速環境なので相手のスピードを無理矢理減速させる
  2. キープ基準が今まで比べて少し緩くなる
  3. ボードコントロールに用いるカードは稲妻、炎の斬りつけのみ
  4. 墓地対策は虚空の力線のみ

 

それでは1つずつ説明していきます。

 

高速環境なので相手のスピードを無理矢理減速させる

今回対策するホガークヴァインは高速で高クロック群を展開します。ホガークが出てくるのは最速2tで殴り始めるのは3tからです。

 

そのためそれに合わせて3tに何が何でも向こう見ずな実験を打ち、白金の帝像を戦場に出して対応を迫って減速したところを風景の変容や原始のタイタンを用い速やかに勝利するのがコンセプトです。

 

また確定除去を暗殺者の戦利品(http://mtgwiki.com/wiki/暗殺者の戦利品/Assassins_Trophy)に頼っているホガークヴァイン側にとって白金の帝像を除去することが困難です。

 

また他のアグロ系デッキも白金の帝像でビタ止まりするので白金の帝像を除去しないとゲームが始まらないというマッチアップが多々存在します。

 

キープ基準が今まで比べて少し緩くなる

今までのタイタンシフトだと「4tに原始のタイタン、風景の変容を打てるビジョンが見えないものはマリガン」だったため、必要枚数が多く、泣く泣くマリガンしてしまうということがありました。

 

今回の構築では「3tに向こう見ずな実験を打つ」がキープ基準となるため

 

  • 緑マナが出る土地がある
  • 3tに土地が4枚にするための土地加速が1枚ある
  • 向こう見ずな実験がある

 

がキープ基準となり、今までより少しだけ緩くなるのでマリガンにも少しだけ強くなっています。

 

もちろんマリガンしないに越したことがありませんが今までのタイタンシフトの構築で「ホガークが2tに出ないことを祈る」だけの勝負よりもはるかに良いものになりました。

 

ボードコントロールに用いるカードは稲妻、炎の斬りつけのみ

今回の構築では3tに白金の帝像を出すため、序盤のボードコントロールのみ気をつける必要があります。

 

なので軽量で優秀な稲妻と炎の斬りつけのみで十分と判断し、神々の憤怒などの全体除去はメインボードには不採用です。

 

イゼットフェニックスは変わらずトップメタなので氷の中の存在を除去するためにも炎の斬りつけは続投です。

 

墓地対策は虚空の力線のみ

墓地対策は基本的にアーティファクトが主流です。

 

今回は向こう見ずな実験を採用しているため、向こう見ずな実験から大祖始の遺産がめくれて敗北というものを防ぐために虚空の力線のみです。

 

しかし、ホガークヴァイン側にとって虚空の力線が一番効く墓地対策なのでとりあえず置き得です。

 

ホガークヴァイン側からすると虚空の力線を破壊しないとゲームが始まらない上に白金の帝像を除去しないとゲームに勝利することができない状況になるのでこちらが優位にゲームを進めることが可能です。

 

今回の構築の注意点

強力な向こう見ずな実験コンボですがもちろん注意点があります。

 

  1. 白金の帝像を引いてはいけない
  2. 白金の帝像が戦場にいたら各種フェッチランドを起動できない

 

以上2点です。こちらも1つずつ説明します。

 

白金の帝像を引いてはいけない

向こう見ずな実験はライブラリーから直接戦場に出すため、手札に2枚の白金の帝像を抱えたら出すことが不可能です。

 

なので2枚あったら確定でマリガンです。

 

白金の帝像が戦場にいたら各種フェッチランドを起動できない

各種フェッチランドは「ライフを支払うことがコスト」のため白金の帝像が戦場にいると各種フェッチランドを起動することができません。

 

なのでタイタンシフトに多々あるフェッチランドを起動してランパンしてから風景の変容に繋げるという動きは出来ません。

 

死者の原野を採用しているので名称カウントを稼いでいると前向きに考えましょう。

 

 

以上です。

 

今回はホガークヴァインを念頭に今の環境に合わせた構築を考えてみたので紹介してみました。

 

「勝てないなら負けなければその内揃って勝てるでしょ!」という安易なコンセプトの元構築してみました。

 

今回の構築では流刑への道と至高の評決を採用している青白コントロールへの耐性が一気に落ちていますがそれを除けば有利になるマッチアップが多くなったと感じています。

 

現在の環境の支配率を考えると8/26の禁止改定でホガークにメスが入る可能性が高いですが、それまでの期間でもタイタンシフトを回したい!という人にはオススメです。

 

それでは良いタイタンシフトライフを!