こんばんは。今回は新エキスパンション「イニストラード:真夜中の狩り」から採用できそうなカードを抜き出してみました。サクッと見ていきましょう。
目次
採用できるカード
《揺らぐ信仰の呪い》
《揺らぐ信仰の呪い》は過去のカードだと《燃えがら蔦》に近く、青赤ストーム対策として過去最高レベルです。
今までの青赤ストーム対策は《減衰球》などアーティファクトに頼ることが多く、青赤ストーム側も《削剥》や《破壊放題》などを用いてアーティファクトを簡単に破壊出来るような構築になっています。青赤というカラーの性質上エンチャントに触るのが困難なため設置に成功すると
- 「《残響する真実》を無理矢理探させる」
- 「《巣穴からの総出》ルートに変更する」
という強烈な二択を迫ることが可能です。前者なら《神秘の論争》をケアして3マナ立たせて即出し直し、後者なら《神々の憤怒》など全体除去でスマートに対処しましょう。
今のモダンにおいて赤青ストームがメタゲーム最上位に来る事はかなり少なくなりましたが体感2:8不利のアーキタイプなのでタイタンシフトをプレイする上で覚えておく必要があります。《デミリッチ》などを運用するためにスペルを連打するデッキが登場してもおかしくないのでその際は忘れずに採用しましょう。
惜しかったカード
採用できるカードだけだとあまりにも短いので惜しいカードも理由付きで挙げてみました。
《家の焼き払い》
モード選択が可能な全体除去で過去のカードだと《破滅の刻》と同じく全体5点ダメージです。
- 今のモダン環境で明確に除去したいタフネス5のクリーチャーがいない。
- 《破滅の刻》だと破壊不能を無効にする効果があるから《無私の霊魂》を無視出来る
この2点から《家の焼き払い》を優先的に採用する必要性が薄いです。
また《願い》経由だった場合に(5)(赤)(赤)(赤)必要であまりにも現実的じゃないのも減点要素。「下のモードを実質3点火力と考えれば《願い》経由で打てる火力…!」とも思ったが8マナ3点火力はあまりにも効率が悪いので素直に《稲妻》を積みましょう。
《レンと七番》
上記過去の記事にて評価済み。タイタンシフトなら赤緑上陸くらいまで寄せないと採用は厳しい。
《秋の占い師》
《クルフィックスの狩猟者》のようなカードです。ライブラリーの一番上を公開しなくていいので「対戦相手に情報を与えない」という一点のみ評価できます。しかし以下3点を考えると採用するのに少し厳しいです。
- 《稲妻》耐性が無い。
- 《クルフィックスの狩猟者》のように土地を置いておまけが無い。
- クリーチャーが並ばないから一番下の能力が実質存在しない。
関係ないですが個人的にはこういう壁としての要素があるクリーチャーは《ジャディの横枝》が上陸のおまけ付きで早期設置可能、除去を1発分吸えるので一番強いとまで考えています。
《収穫祭の襲撃》
ソーサリーな上に《原始のタイタン》が出ないのが致命的です。土地が2枚捲れたとしても耐えてるとは言い難く、それならば1マナ軽く自由にサーチ出来る《約束の刻》を使えばいいだけです。過去にこれくらいのマナ域だと《僻境への脱出》が出た際も騒がれ、MOで結果を残しましたがランダム性が嫌になり抜いた人が多かったです。このカードもそうなるだろうと予想しています。
《不屈の巡礼者、ゴロス》が5マナなのでゴロスシフトなら一応使えなくもないが積極的に使いたいかというとかなり怪しい…
《凶兆の血の暴行》
赤緑でフラッシュバック付きのディッチャは熱い!と思ったが効果をよく読んでみて目眩がしました。
タイタンシフトはアミュレットタイタンを除いた土地コンボ全般に7:3くらいの大幅な有利がつくため効果の1/3が意味無いです。そしてモダンというフォーマットは受けより攻めが大幅に有利なフォーマットなので土地をプレゼントしていたら負けます。タイタンシフトはボードコントロールで受け切ってからのコンボを行うデッキでもあるのでどう耐えるかを一番に考えましょう。
以上です。
スタンダードリーガルのエキスパンションなので採用出来るカードは少なかったです。次のエキスパンションの「イニストラード:真紅の契り」ではオリヴィア・ヴォルダーレンやソリンの登場が確定だからマルドゥが強いパックなのかな?と勝手に予想しています。
次回更新はt白についての記事を予定しています。
それでは良いタイタンシフトライフを!