最近のタイタンシフト雑感
おはようございます。
本日から東京ドームで行われるバンダイナムコエンターテイメントフェスティバルが終わってから記事を更新する気力が無くなると思うので今の内に更新します。
今回はエルドレインの王権(以下ELD)環境でのタイタンシフトについてです。
立ち位置の変化について
ELD環境前ではMCQやMOMCQでタイタンシフトが優勝し、3年ぶりくらいにトップメタの一角になっていました。競技レベルでの目立った活躍はかなり久しぶりなので大躍進です。
現在の立ち位置はトップメタからは転落し、ギリギリtier1群に食らいついている状況です。
石鍛冶の神秘家が解禁、信仰無き物あさりと蘇る死滅都市、ホガークが禁止により墓地利用デッキが激減し、フェアデッキが多い環境になる。それに伴い環境の平均キルターンが大幅に落ちる
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フェアデッキに対して強いトロン、フェアデッキの王道のジャンドが増える(このタイミングでMCQ、MOMCQでタイタンシフトが優勝する)
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MCQ、MOMCQでタイタンシフトが優勝したため紙、MO共にタイタンシフトが急増
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タイタンシフトに強いバーンが増加
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ELD発売後に強化パーツをもらった「ウルザソプター、ウルザパラドックス、ジェスカイの隆盛入ウルザ、アミュレットタイタン」などのタイタンシフトが苦手なキルターンの早いデッキがトップメタになり高速環境に突入(今ココ)
という流れです。
トップメタに大きな不利がついているアーキタイプが多いため、しばらくは厳しい期間が続くと思います。構築はマナカーブを前に寄せ、サイドやメインのフリー枠などに対策カードを厚く採用する必要があると感じています。
カードの採用、不採用について
ギャレンブリグ城の採用
3tに原始のタイタンを出せるのはタイタンシフトが待ち望んでいたムーヴです。期待通りの働きをしてくれるため、今後抜ける事はまず無いでしょう。
ギャレンブリグ城のスロットは吹きさらしの荒野などの赤緑ではないフェッチランドを削ります。日本ではマリガンの可能性を抑えるため1枚、海外ではブン回り期待で2枚採用が主流になっています。
山タイプを持っていないので気を付けないと何も誘発しなかったり、トップ勝負になった時に不要牌になるので構築、セットランドの順番には注意が必要です。
またフリー枠に余裕があれば土地28にしてギャレンブリグ城を2枚採用するのも問題ないです。この場合は探検を多めに入れるなどしてスムーズにセットできるように心がけましょう。
ムウォンヴーリーの酸苔の不採用
タイタンシフトやトロンが増えていた時期はメインからゲームプランを咎められるため、重宝しました。
しかし今の高速環境下では3tで打ってる場合ではなく、返しのターンで死亡する可能性も大いにあります。青白コントロールなどには刺さりますが「有利な盤面をより強固にする」カードなので不採用の方が無難です。
もし使うならば思い切って3〜4枚採用し、土地破壊の比重を大きくして連発できるようにした方がいいです。
強情なベイロスの不採用
今までのタイタンシフトの定番サイドボードでしたがウルザソプター系のために枠を割く必要があり不採用へ。
今までは「強情なベイロス2、嵐の乗り切り2」という感じでしたが「嵐の乗り切り3」へ変更です。ジャンドに対して少しだけガードが下がりますが夏の帳などの有効牌があるのでそこまで相性が悪くなるわけではないです。
溜め込み屋のアウフの増量
ウルザソプター関係のデッキに劇的に刺さるため増量することは必須です。
前の環境ではサイドに1枚採用が主流でしたが今の環境ならばサイドに3枚採用しても問題ないかと思います。
- 探検の地図(トロン)
- 彩色の星(トロン)
- 霊気の薬瓶(5c人間、各種部族)
など効く範囲が地味に広いので腐りきってしまうという場面が少ないです。
活性の力の増量
キルターンがタイタンシフトよりも早いウルザソプター系が流行っている間は増量しないとゲームにならない事が多々あります。
少し前の環境では1枚で十分でしたが今の環境ならば2枚は最低でも欲しいです。
ドワーフの鉱山について
待望の山タイプを持つ特殊地形ですが構築によって採用不採用が分かれると考えています。
虹色の眺望や不屈の自然、耕作などの基本地形のみのサーチを多めにするとドワーフの鉱山で削れた分山が少なくなり、サーチ切れを起こす可能性があるので慎重にすべきです。1枚採用で一人回しをしてみましたが基本地形のみのサーチが10枚以上あるならば採用しないほうがいいです。
ジャンドなど布告系除去を使うアーキタイプが増えたタイミングで1枚刺すのがオススメです。
約束の刻などの5マナ域について
5マナ域はターボ型でないと高速環境下では1手遅れで負ける可能性が高いです。
5マナまで伸びるビジョンが見えるハンドで無い限り、1マリガンと同じになるため選択肢が狭まると同時にもっさりしてしまうので今の高速環境ではオススメ出来ないです。
豆の木の巨人について
採用するかどうかは正直好みになると思います。
- コジレックの審問に引っかからないランパン
- マナフラ、マナスクのどちらでも運用できるため汎用性が高い
- 除去耐性、回避能力は無いが素のサイズが大きくただ殴るだけでも相手からすると脅威になりやすい
と良い点が多いので1枚だけ採用しています。クリーチャーなので否定の力も引っかからないし、対戦相手がサイド後に除去を抜くに抜けなくなりチグハグした感じになりそうなので個人的には結構好みです。
除去枠について
少し前の環境ではPWに触らないといけない場面が多く、稲妻が主流でしたがこれ以上ウルザ関係のアーキタイプが増えるならば炎の斬りつけに変えるべきです。3点ダメージが基本のデッキではタフネス4を除去することは困難です。
メインに内にいる獣を1枚採用し、追加の除去枠を用意することも視野に入れるのもありです。
現在の構築について
最後に私の現在のリストを載せます。かなりウルザ系を強く見たリストになっています。
クリーチャー(9)
4 原始のタイタン
4 桜族の長老
1 豆の木の巨人
スペル(24)
4 風景の変容
4 明日への探索
3 遥か見
3 炎の斬りつけ
3 大祖始の遺産
2 召喚士の契約
2 探検
1 不屈の自然
1 仕組まれた爆薬
1 神々の憤怒
土地(27)
4 樹木茂る山麓
4 踏み鳴らされた地
3 溶鉄の尖峰、ヴァラクート
3 山
3 冠雪の山
2 燃えがらの林間地
1 吹きさらしの荒野
1 新緑の地下墓地
1 虹色の眺望
1 死者の原野
1 隠れた茂み
1 ギャレンブリグ城
1 森
1 冠雪の森
サイドボード(15)
3 嵐の乗り切り
2 溜め込み屋のアウフ
2 夏の帳
2 減衰球
2 活性の力
1 丸焼き
1 再利用の賢者
1 墓掘りの檻
1 内にいる獣
以上です。
今回は最近のメタの変化と採用不採用に焦点を当てて書いてみました。
モダンでは勝ち組のアーキタイプがすぐに負け組に転落することよくある事なので環境をよく見て構築して継続して勝てるように頑張りましょう。
9月に沢山更新したけど10月はあまり更新できてないのでせめてあと2、3記事は更新したいです。
それでは良いタイタンシフトライフを!