麺類メモ/Udon's Memo

タイタンシフト紹介ブログ。時々アイマス。/A blog introducing titanshift. sometimes IDOLM@STER.

タイタンシフトのサイドカード

こんにちは。

 

年末年始で忙しく、前回の投稿から間が空いてしまい申し訳ありませんでした。

twitterでお題を募集したところ、サイドボードのカードについての記事が需要があったので今回書きます。

 

タイタンシフトのサイドボードについて

タイタンシフトのサイドボードは

 

  1. 置物対策
  2. 大きな不利がつくアーキタイプに対する対策
  3. ゲイン手段
  4. 対コントロールへの対策
  5. 各種対策カード

 

以上5つがほとんどです。メジャーどころからマイナーどころまで紹介していきます。

 

1.置物対策

タイタンシフトは血染めの月、神聖の力線、魔女封じの宝珠など置物1つで大減速してしまうアーキタイプです。

 

自然の要求

http://mtgwiki.com/wiki/自然の要求/Nature_Claim

 

置物対策で一番採用されるカードです。

1マナで打てるため、土地サーチの動きもあまり邪魔せずにキャストできます。

4点ゲインしてしまいますがフェッチランド、ショックランドなどで勝手に減っていくこと、土地8からの風景の変容で36点ダメージのためそこまで気になりません。

 

再利用の賢者

再利用の賢者/Reclamation Sage - MTG Wiki

 

自然の要求と同じくほぼ採用されます。

召喚士の契約からサーチできる点、チャンプブロックにも使える点から採用率が高いです。

マルドゥパイロマンサーや赤緑ポンザなどメインから血染めの月を使用するデッキが台頭してきたらメインから採用するのもありです。

 

苛性イモムシ

苛性イモムシ/Caustic Caterpillar - MTG Wiki

 

SCGの上位入賞者が採用しており話題になったカード。

起動にマナが必要ですが1マナととても軽く、盤面にブロッカーがいなければ18点まで削る役割も兼ねてます。

タイタンシフトのサイド戦では相手が除去を抜いてくるため案外長生きしてくれます。

 

クローサの掌握

クローサの掌握/Krosan Grip - MTG Wiki

 

3マナと重いため、テンポ面を考えると少し採用率は下がります。

刹那付きのため対コントロールでは信頼度は高いです。

 

削剥

削剥/Abrade - MTG Wiki

 

アーティファクト限定ですが置物破壊をしてくれます。今の環境だと5c人間、スピリット、ホロウワン、アミュレットタイタンなどクリーチャーもアーティファクトも混在する環境のため腐りにくいのも魅力です。

環境によってはメインボードに1枚採用もありです。

 

破壊的な享楽

破壊的な享楽/Destructive Revelry - MTG Wiki

 

色拘束がキツくなった代わりに置物破壊しながら2点ダメージが飛ぶので相手に対してプレッシャーをかけられます。

忘れがちですが破壊不能や再生持ちでも対象に取ってしまえばダメージが飛びます

 

引き裂く突風

引き裂く突風/Fracturing Gust - MTG Wiki

 

ゲインと置物全破壊がセットになったお得なカード。

このカードをサイドインするマッチアップは親和など速度勝負になるため基本的に原始のタイタンを複数枚抜く形になります。

 

緑トリプルシンボルのため、土地の置く順番やフェッチで持ってくる土地を間違えると一手足りずで間に合わないということに陥るので気を付けましょう。

 

自然に帰れ

自然に帰れ/Back to Nature - MTG Wiki

 

呪禁オーラや赤緑ポンザなどエンチャントを多用するアーキタイプが環境上で上がってきたタイミングで採用率が上がります。

ほとんどのアーキタイプはタイタンシフト対策のエンチャントを多用することはあまり無いため、普段は採用率は低めです。

 

粉砕の嵐

粉砕の嵐/Shatterstorm - MTG Wiki

 

最近のモダンでは鱗親和やアイアンワークスが上位に来ることが多く、採用率が上がっており再評価が進んでいるカードの一つです

3t目にキャスト出来ること、コストが赤赤2なので動きを邪魔しません。

 

古えの遺恨

古えの遺恨/Ancient Grudge - MTG Wiki

 

赤緑で組まれるため、フラッシュバックまで自然と繋げられるため採用率は高めです。

序盤から積極的に介入する必要のあるマッチアップでは重宝されます。

 

内にいる獣

内にいる獣/Beast Within - MTG Wiki

 

PWにも使える万能除去。ヴェールのリリアナやドミナリアの英雄、テフェリーなどタイタンシフトに対して強いPWに対抗する手段が稲妻くらいしかないため、重宝されます。

またミラーマッチではヴァラクート誘発スタックで山を対象に打つことで誘発を不適正にするテクニックもあります。

 

2.不利アーキタイプへの対策

タイタンシフトは素直なアーキタイプであるため、極端に不利がつくアーキタイプが多々あります。

 

減衰球

減衰球/Damping Sphere - MTG Wiki

 

タイタンシフトは想定キルターンが4〜5t目のため、赤青ストームやアイアンワークスなどの高速コンボに対して極端な不利がつきます

今のモダン環境では高速コンボが多いため、必須といってもいいです。

また今流行の赤青フェニックスにも効くので今後も外れることは無いと感じています。

 

カメレオンの巨像

カメレオンの巨像/Chameleon Colossus - MTG Wiki

 

減衰球の欄で「赤青ストームとアイアンワークスが極端な不利がつく」と書きましたが他にも存在します。それはグリクシスシャドーで体感としては2:8くらいで不利がつきます。

 

プロテクション黒とパンプが上手く噛み合うため立たせて良し、フィニッシャーに使うも良しで相性差を埋めてくれます。

 

魔女封じの宝珠

魔女封じの宝珠/Witchbane Orb - MTG Wiki

 

ミラーマッチや赤白バーン、手札破壊対策に入れる方もいます。4マナと少し重めのため、環境がゆっくりしている時だとガッチリとハマってくれます。

 

3.ゲイン手段

タイタンシフトは環境上に常に一定数いる赤白バーンに対して不利がつきます。しかし一番対策しやすいマッチアップのため、しっかりと対策して勝ちに繋げていきましょう。

 

強情なベイロス

強情なベイロス/Obstinate Baloth - MTG Wiki

 

緑緑2で4/4というサイズ、4点ゲイン、ディスカードからそのまま戦場に出せる効果、召喚士の契約からサーチできると良い面しかないため、一番採用率が高いです。

対赤白バーンや手札破壊を多用する相手に主にサイドインされます。

 

またサイド後から赤緑アグロへアグレッシブサイドボードする際のメインクロックとして大きな役割も兼ねています。

 

ムラーサの胎動

ムラーサの胎動/Pulse of Murasa - MTG Wiki

 

採用率はそこまで高くないもののインスタントのゲイン手段、6点ゲイン、墓地のクリーチャーか土地をハンドに持ってこれるため優秀なカードです。

相手の土地で何がアンタップ状態かをよく見てメインで打つかエンドタイミングで打つかを決めましょう。また対象は対戦の相手の墓地でも可能なので忘れないようにしましょう。

 

また一撃死しないライフまで一気に持っていく際にも使えるため、柔軟なカードでもあります。

 

台所の嫌がらせ屋

台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks - MTG Wiki

 

軽い、3/2、頑強持ちとゲイン手段としては申し分ない性能。相討ちしながらゲイン出来るため相手としては大きな脅威になりえます。

また3t目に土地サーチしながらキャストや稲妻を構えながらキャストなど幅広い動きが可能です。

 

スラーグ牙

スラーグ牙/Thragtusk - MTG Wiki

 

少し重めでタフネスに難ありだがCIPのゲイン量、PIGのトークン生成が非常に強力。

環境が少しゆっくりになると採用率が上がるが、今のモダン環境では軽めの強情なベイロスや台所の嫌がらせ屋が好まれます。

 

ドラゴンの爪

http://mtgwiki.com/wiki/ドラゴンの爪/Dragon_Claw

 

赤白バーンや赤青ストームなどに対して結構効きます。

恒常的なライフゲインは対策されにくく、速い段階で設置できるためなかなか強く使えます。

 

人生は続く

人生は続く/Life Goes On - MTG Wiki

 

私が最近採用するかどうか迷っているカードです。

1マナで奇襲性能が高く、最大8点ゲイン出来るのが大きな魅力です。

桜族の長老のチャンプブロック後にキャストもよし、強情なベイロスでブロックしても構えてるように見えづらいのも良い面です。

 

また自分のクリーチャーじゃなくても8点ゲイン出来るため、稲妻で除去後にキャストでもいいので柔軟な動きが可能です。

 

4.対コントロール

メイン戦では有利になりやすいですがサイド後は打ち消しが増量するため、苦戦を強いられる事が多いです。

 

殺戮の暴君

殺戮の暴君/Carnage Tyrant - MTG Wiki

 

イクサランで新加入した新戦力。

緑緑4と出しやすく、呪禁とトランプルで7/6とマナレシオが良いので必要な条件を満たしています。

ヴァラクートと合わせて多角的に攻めると盤面を大きく有利に進めることが可能です。

 

また打ち消されないクリーチャー全般に言えることですが、キャストするターンに優先権を発生させる土地の置き方は極力避けましょう

スタックでヴェンディリオン三人衆が飛び出てきてボトムに送られてしまいます。当たり前ですが呪禁を持っていてもハンドにいる時は抵抗できません。

 

ガイアの復讐者

http://mtgwiki.com/wiki/ガイアの復讐者/Gaea_Revenge

 

殺戮の暴君と比べると1マナ重い代わりにパワーが高く、速攻を持っているので出したターンにそのままPWを除去しやすいのが大きな魅力です。

 

難問の鎮め屋

難問の鎮め屋/Vexing Shusher - MTG Wiki

 

これ自体が打ち消されないクリーチャーな上、フィニッシャーを押し通す役割もあるため非常に便利です。

また早い段階から戦場に出せるため、18点まで削る役割も兼ねられてるのでいやらしいクリーチャーです。

 

最後のトロール、スラーン

最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll - MTG Wiki

 

早い段階で出る上にパワーもあり、呪禁で再生持ちという対コントロールにおいて満点に近い性能。

最近だと殺戮の暴君など打点が高いカードに採用率を奪われがちですがまだまだ活躍しているカードです。

 

不屈の追跡者

不屈の追跡者/Tireless Tracker - MTG Wiki

 

タイタンシフトはアドバンテージを得る手段に乏しいアーキタイプです。

しかし不屈の追跡者ならばデッキのコンセプトとも噛み合うため、息切れを起こさなくなります。

 

着地したら相手は全力で除去してくるため、着地直後は優先権が発生しない土地の起き方をする事を徹底しましょう

 

耳障りな反応

耳障りな反応/Guttural Response - MTG Wiki

 

原始のタイタンや風景の変容に対して謎めいた命令などを合わせられる事が多いため、対抗策として1〜2枚の採用はとても丸い選択となります。

 

跳ね返りの罠

跳ね返りの罠/Ricochet Trap - MTG Wiki

 

サイド後はフィニッシャーだけでなく、土地サーチカードにも打ち消しがどんどん飛んできます。その際に押し通すために採用されます。

また単一の対象でないとコスト軽減できないため、謎めいた命令でカウンター+バウンスされると何も出来ずに終わる事が多々あります。

 

余韻

余韻/Reverberate - MTG Wiki

 

現在のスタンダードの発展の上位互換で赤赤でキャストできるコピー呪文です。

各種打ち消しに合わせても良し、自分の土地サーチのキャストにスタックしても良しと器用な動きが可能です。

 

また風景の変容スタックで余韻キャストして風景の変容をコピーすると20点以上のダメージを叩き出せるため変則的な使い方もあります。

 

ミラーマッチでは相手の土地サーチをコピーしてキルターンの計算を狂わせたりすることも可能です。コピー呪文はオリジナルではなくコピーから解決するので相手の風景の変容をコピーしてそのまま勝利したりとやりたい放題出来るカードでもあるので採用してて楽しいです。

 

5.各種対策カード

大祖始の遺産

大祖始の遺産/Relic of Progenitus - MTG Wiki

 

おなじみの墓地対策。

ドローソースが少ないタイタンシフトにおいて1ドローはとても偉いです。

 

また環境上にドレッジ、グリクシスシャドーなどが多い際はメインボードに2〜4採用する事が多いです。

 

トーモッドの墓所

http://mtgwiki.com/wiki/トーモッドの墓所/Tormod_Crypt

 

おなじみの墓地対策その2。

ブリッジヴァインなど打点が高く速いデッキが環境上に増えた場合は大祖始の遺産よりも優先的に採用されます。

 

大祖始の遺産、トーモッドの墓所ともに能動的な起動ではなく受動的な起動になってしまう事も多いため、盤面と期待値をよく考えて起動しましょう

 

墓掘りの檻

http://mtgwiki.com/wiki/墓掘りの檻/Grafdigger_Cage

 

おなじみの墓地対策その3。

効果の及ぶ範囲が広く、ドレッジやカウンターカンパニーなど幅広く対応できます。

 

外科的摘出

外科的摘出/Surgical Extraction - MTG Wiki

 

おなじみの墓地対策その4。

タイタンシフトの場合は墓地のヴァラクートを対象に外科的摘出をキャストされたらスタックで外科的摘出を打ち、墓地のヴァラクート1枚のみを追放して相手の外科的摘出を対象不適正にする使い方もあります。

 

神々の憤怒

神々の憤怒/Anger of the Gods - MTG Wiki

 

タイタンシフトで使われる全体除去その1。

墓地対策にも繋がるため、ドレッジなどが多い環境ではメインボードから採用されます。

 

墓地利用のアーキタイプが少ない環境ではサイクリング付きの全体除去である焼けつく双陽(焼けつく双陽/Sweltering Suns - MTG Wiki)を採用する場合もあるので環境をよく見て構築しましょう。

 

破滅の刻

破滅の刻/Hour of Devastation - MTG Wiki

 

タイタンシフトで使われる全体除去その2。

破壊不能を剥がせること、全体5点と高ダメージなこと、ボーラスを除くPWにもダメージを与えることが出来る優秀なカードです。

今の環境では5c人間やバントスピリットなど横並びする上に3点では除去出来ないサイズにすぐなってしまうのでサイドボードに一枚採用するのはよく見かけます。

 

またタイタンシフトは苦手なPWが多いのでそこをカバーできる点も大きな魅力です。ボーラスが採用されるグリクシスコントロールが環境上にあまりいないのでそこは気にするべきポイントではありません。

 

仕組まれた爆薬

仕組まれた爆薬/Engineered Explosives - MTG Wiki

 

タイタンシフトで使われる全除去その3。

タイタンシフトの構造上2色(タッチしていたら3色)までしか出ませんが序盤を耐えられれば勝ちに繋がります。

今のモダンが速めの環境のため、X=2でも十分に仕事を果たしてくれます。

 

X=2で起動する際は自分がコントロールしているカルニの心臓の探検を巻き込まないように気を付けましょう。

 

自由なる者ルーリク・サー

自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed - MTG Wiki

 

コンボデッキに対して恐ろしいくらい刺さります。

毎ターン強制コンバットのデメリットがありますが警戒がついているためそこまで気になりません。

サイクリングなどの起動型能力は誘発しないのでそこで盤面を有利に固めていきましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

ものすごい量になってしまいましたがタイタンシフトのサイドを組む上では

 

  1. フリースロットが多いので環境をよく見てメインボードから対策できるものはメインから対策する。
  2. どうしても厳しいマッチアップは捨てて、それ以外の対策を厚くする。
  3. タイタンシフトが遅めのアーキタイプなので環境の速度をよく見る。

 

この3点が重要になってきます。

 

タイタンシフトはメインボードとサイドボード共に自由度が高く、自分好みの構築をする事が出来る点が大きな魅力なのでぜひ研究していただきたいです。

 

次回内容はキープorマリガンについて書いていけたらと思います。

 

それではまた。