麺類メモ/Udon's Memo

タイタンシフト紹介ブログ。時々アイマス。/A blog introducing titanshift. sometimes IDOLM@STER.

ヴァラクートの噴火システムと噴火ケアについて

こんにちは。

 

今回はヴァラクートを握る人が最初に躓いてしまうヴァラクートのシステムについてです。

後半には噴火を阻止してくるカードについても書きます。大会に出る前に覚えておくとケアするものが見えてきて戦いやすくなるかもしれません。

 

ヴァラクートの噴火のシステムについて

ヴァラクート系を握り始めの人や握ってない人からすると「よく分かんないけど風景の変容打たれたらとりあえず18点飛ぶんでしょ?」くらいの認識です。

理解してしまうと案外簡単なシステムなので覚えてしまいましょう。

 

まずはヴァラクートのおさらいから。

溶鉄の尖峰、ヴァラクート

溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle - MTG Wiki

Valakut, the Molten Pinnacle / 溶鉄の尖峰、ヴァラクート 
土地

溶鉄の尖峰、ヴァラクートはタップ状態で戦場に出る。 
山(Mountain)が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたが他に少なくとも5つの山をコントロールしている場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたは「溶鉄の尖峰、ヴァラクートはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい。 
(T):(赤)を加える。

MtGwiki 溶鉄の尖峰、ヴァラクートページより引用

 

初見で理解できる人はいるのだろうか?いや、いない(反語)

 

端的に言ってしまうと

「ヴァラクートがある状態で山をセットランドし、そのセットランドした山を除いて5枚以上あったら3点飛ぶよ。でも誘発の解決のタイミングにセットされた山を除いて山が5個無いと条件を満たしてないから飛ばせないよ。」

ということです。

 

それではルール的な流れも合わせて載せます。

 

ヴァラクートがある状態で山をセットランドする

山がセットランドされた時点でセットランドされた山以外に山が5つ以上あるかをチェック

山が5つ以上あった場合のみヴァラクートが誘発

誘発後に状況起因処理を経てスタックに乗る

ヴァラクートの誘発の対象を選ぶ

相手が優先権を放棄し、誘発の解決に入る

ヴァラクートはif説ルールが適用されるので誘発の解決のタイミングでセットランドされた山以外に山が5つあるかをチェックする

あった場合は対象に向かって3点飛ぶ

以上がヴァラクートの誘発の一連の流れです。

 

感覚としては「風景の変容でヴァラクート1山6をサーチしても誘発しなくない?何で?」となると思いますが風景の変容によってサーチされた土地は全て同時に出ます

 

なので土地7から風景の変容をキャストし、ヴァラクート1山6をサーチした場合はヴァラクートと山が同時に出るため、ヴァラクートのチェックも同時に行います。そして6回誘発する、という流れです。

 

また原始のタイタンの土地サーチも風景の変容と同じく同時に戦場に出るため、ヴァラクート1山4の状態から山を2つサーチした場合はサーチされた山も条件のチェックが入り誘発、という流れになります。

 

またルールの流れの中でif説ルール下にあるので〜と書きました。

if節ルール - MTG Wiki

これは誘発型能力でテキストに「場合〜」と書かれている場合は解決時にも条件をチェックし、満たしていないと不適正となり取り消される、というものです。

 

ヴァラクートの場合は「セットランドされた山を除いて5枚以上山がある」が条件となります。

ヴァラクートの有無はその条件ではないため、ヴァラクート誘発スタックでヴァラクートを破壊されても誘発は適正になります

 

 

モダン環境では他にも黄泉からの橋(黄泉からの橋/Bridge from Below - MTG Wiki)などもif説ルールが適用されるので合わせて覚えておきましょう。

 

ヴァラクートの噴火ケアについて

さて、ここまでヴァラクートの噴火システムについて書いてきました。

ヴァラクートは強力な能力を持っていますが強力ゆえに様々なカードで対策されてしまいます。

 

ここからはそれら対策カードについてメジャーどころからマイナーどころまで書いていこうと思います。

 

・ヴァラクート誘発前の対策カード

エイヴンの思考検閲者

採用されるアーキタイプ:緑白ヘイトベアー白黒タックス

エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor - MTG Wiki

 

サーチを行う場合ライブラリーの上から4枚からしかサーチできなくなるというカード。

 

風景の変容キャストにスタックで出されると「ライブラリーの上から4枚から土地7枚をサーチしなければならない」という何ともおかしな状況になります。

出てきたら稲妻でしっかり除去しましょう。

仮に除去できなかった場合ですが、以前の記事にも書きましたが風景の変容の土地をサクるのは追加コストではなく効果の解決時なので土地を0枚サクることを選択しましょう。

 

稲妻のらせん

採用されるアーキタイプ:赤白バーンジェスカイコントロール

稲妻のらせん/Lightning Helix - MTG Wiki

 

3点ゲインされてしまうため致死圏外に逃げてしまう可能性が高いです。しっかりと土地8から風景の変容をキャストし、21or36点分誘発させましょう。

 

対赤白バーンの場合は風景の変容をキャストするターン数の関係上、稲妻のらせんを打たれた返しのターンに敗北する場合がほとんどのため、打たれないことを祈りましょう。

 

疑念の影

採用されるアーキタイプ:青黒コントロール

疑念の影/Shadow of Doubt - MTG Wiki

 

サーチ出来なくなります。

風景の変容キャストにスタックで打たれた場合はエイヴンの思考検閲者の場合と同じく0枚サクる事を選択しましょう。

 

・ヴァラクート誘発後の対策カード

豊潤の声、シャライ

採用されるアーキタイプ:カウンターカンパニーエルフ系全般

豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty - MTG Wiki

 

ヴァラクートの誘発スタックで召喚の調べ(召喚の調べ/Chord of Calling - MTG Wiki)から出てきます。

 

豊潤の声、シャライを除くクリーチャーとプレイヤーに呪禁を付与するため全ての誘発が対象不適正になります。

アンタップ状態のクリーチャーと土地の枚数を確認してからキャストしましょう。

 

 

大爆発の魔道士

採用されるアーキタイプ:ジャンド緑黒ミッドレンジリビングエンド

大爆発の魔道士/Fulminator Mage - MTG Wiki

 

ヴァラクート誘発スタックでサクって山を破壊し、if説ルールの解決時のチェックを妨害してきます。

 

土地7ではなく土地8から風景の変容をキャストし、ヴァラクート1山7サーチで1枚割られてもif説ルールの解決時チェックをクリアするように動きましょう。

 

謎めいた命令

採用されるアーキタイプ:青白コントロールジェスカイコントロール青赤コントロールなど青絡みのコントロール全般

謎めいた命令/Cryptic Command - MTG Wiki

 

カウンターと1ドローでの使用がほとんどですが、バウンスもあります。土地7から風景の変容キャストし、ヴァラクート誘発スタックに山をバウンスされると不適正となります。

 

また召喚士の契約をキャストした後に緑マナが出る土地をバウンスし、契約死させる使い方もあるので緑マナをきちんと出せるようにしましょう(1敗)。

 

地盤の際

採用されるアーキタイプ:青白発明品の唸り白黒タックス

地盤の際/Tectonic Edge - MTG Wiki

 

地盤の際も大爆発の魔道士と同じくサクると土地破壊します。対処方法は大爆発の魔道士と同じく土地8から風景の変容をキャストし、ヴァラクート1山7をサーチしてif説ルールの解決時チェックをクリアしましょう。

 

幽霊街

採用されるアーキタイプ:青白コントロールカウンターカンパニー白黒タックス緑白ヘイトベアーなど

 

モダンにおける土地破壊では地盤の際よりも手軽に使えるため幽霊街の方が多く使われています。

起動後に基本土地をサーチ出来るため、強烈な対策にはなりません。風景の変容のサーチは必ず山を残しましょう(一敗)。

 

廃墟の地

採用されるアーキタイプ:青白コントロール青赤コントロール緑黒ミッドレンジ緑白ヘイトベアー白黒タックスなど

 

幽霊街の亜種で起動で特殊地形し、基本地形をお互いサーチ。こちらも幽霊街と同じく基本地形サーチが入るため強烈な対策にはなりません。風景の変容のサーチは必ず山を残すようにしましょう(一敗)

 

・ヴァラクートの誘発前後のどちらでも対策になるカード

霊気の薬瓶

霊気の薬瓶/Aether Vial - MTG Wiki

 

ヴァラクートの噴火ケアにおいて一番厄介なのが霊気の薬瓶です。蓄積カウンターの個数ごとに対策カードを紹介していきます。

 

蓄積カウンター2

レオニンの裁き人

レオニンの裁き人/Leonin Arbiter - MTG Wiki

 

サーチする際に2マナ要求をするクリーチャー。

レオニンの裁き人が邪魔をしてくるのは3パターンあります。

 

  1. 土地6から2〜3マナの土地サーチをキャストし、風景の変容をキャスト。スタックして霊気の薬瓶を起動し戦場に出す。
  2. レオニンの裁き人が1体いる状態で2マナ払い、風景の変容をキャスト。スタックで霊気の薬瓶を起動し戦場に出す。
  3. レオニンの裁き人が1体いる状態で2マナ払い、風景の変容をキャスト。スタックで修復の天使などを用い支払い済みのレオニンの裁き人をブリンク。

 

以上3パターンです。

 

3つ目はブリンクされたレオニンの裁き人が支払い済のレオニンの裁き人とは別のオブジェクトと判断され、さらに2マナ要求されます

 

レオニンはタイミングによっては即敗北に繋がるため、丁寧に除去するようにしましょう。

 

蓄積カウンター3

ちらつき鬼火

ちらつき鬼火/Flickerwisp - MTG Wiki

 

CIPでパーマネント1つを追放し、次のエンドステップ開始時に戻す能力です。

レオニンの裁き人とは違い、土地7からの風景の変容キャスト後のヴァラクート誘発スタックで霊気の薬瓶を起動し戦場へ。CIPで山を指定し、噴火ケアという流れです。

 

次のエンドステップの誘発で山が戻ってくるのでそこでもう一度ヴァラクートの誘発チェックが入るので必ず忘れないようにしましょう。

 

蓄積カウンター4

修復の天使

修復の天使/Restoration Angel - MTG Wiki

 

前述のレオニンの裁き人やちらつき鬼火をブリンクさせ、噴火ケアを行います。

この手のデッキにおいて蓄積カウンター4まで伸ばす事は稀なので修復の天使ケアの場合は土地を確認することが大事です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

長々とシステムと噴火ケアについて書いてみました。ヴァラクートを握る上では覚えておきたいポイントなので少し面倒ですが覚えてみましょう。

 

次回の内容は未定ですが時間を見つけて更新する予定です。

 

それではまた。