お久しぶりです。
仕事でずっと忙しく更新する時間と気力が無く、長期間放置してしまい申し訳ないです。
今回はMF横浜に参加したので構築と対戦結果についてです。
まずは本戦に持ち込んだリストから。
・赤青フェニックスが数を減らすも依然トップメタ
・赤青フェニックスほどではないが、青白コントロールやエスパーコントロールが大量にいる
・赤青フェニックスを狩るために緑黒ミッドレンジやグリクシスシャドーがいる
・バーンは常に一定数いるがドレッジに対して大きな不利がつくため、いつもよりも少し少なめ
具体的には
1:赤青フェニックス
2:青白コントロール、エスパーコントロール、緑トロン、ドレッジ
3:5c人間、緑黒ミッドレンジ、グリクシスシャドー、タイタンシフト、バーン
という環境を予想しました。
・稲妻1枚採用
モダンの環境は赤青フェニックスによって支配されていました。その環境では氷の中の存在(氷の中の存在/Thing in the Ice - MTG Wiki)を除去できないため稲妻を採用する価値が大きく下がっていました。
しかし、ついに環境が動いて直前の晴れる屋の神挑戦者決定戦で青白コントロールが大躍進。炎の斬りつけではPWへ干渉することが出来ず、敗北に直結してしまうため一枚採用。
また5c人間の復権もあり、クリーチャー系デッキがtier1に多いため環境にも多いのも採用の理由です。
・大祖始の遺産をメインへ
環境上に多数存在するドレッジ、緑黒ミッドレンジ、グリクシスシャドーを見ての採用。
ドレッジはメインから入っているのと入っていないのでは相性差が大違いです。確実にメインから勝ちに行くためには体感では最低2枚欲しいです。
またタイタンシフトの天敵であるグリクシスシャドーにも2tグルマグのアンコウのブン回りルートを潰せる可能性があるため採用。
・サイクリングランドの採用
タイタンシフトはドローソースが非常に乏しいです。
・探検による1ドロー
・クルフィックスの狩猟者の効果でトップから土地をプレイし擬似的にドローの質を上げる
上記の2種類しかありません。
バーンが流行っている環境ならば2/4という恵まれたスタッツで地上を止めつつゲインし、盤面を膠着させることが出来るため優先的に採用されます。
しかし、青白コントロールやエスパーコントロールが流行する兆しがある現環境ではトップを確認されることが大きな痛手となるため不採用。
またメインのフリー枠に除去を詰んでいるため、探検の増量が厳しいと判断してサイクリングランドを採用しています。
・山と冠雪の山で分ける
エスパーコントロールのサイドカードである漂流自我(漂流自我/Unmoored Ego - MTG Wiki)対策です。
ヴァラクートが戦場に出ていなければヴァラクートをもちろん指定されます。しかしヴァラクートが既に戦場に出ている場合はどうでしょうか。
「フェッチランドや遥か見からショックランドをサーチし、マナ基盤を整えながら山カウントを増やす」
上記のものがタイタンシフトの基本の動きです。そのため漂流自我をキャスト出来るタイミングでは基本的にショックランドを4枚抜くことが出来ません。
しかし、タイタンシフトの普通の構築では山を6枚採用しているので一番効率の良い指定は山になります。
ここで山を指定され、4枚抜かれた場合は風景の変容ルートが潰されてします。その後長期戦になりハンドやアドバンテージの差でそのまま敗北に向かって一直線です。
そのため被害を最小限に抑えるために山と冠雪の山で分けました。
山をサーチする際に冠雪の山と分けている事をバレないようにきっちりサーチするように心がけましょう。
・焼却の採用
ここは青白コントロールやエスパーコントロールが流行る前の環境ならば引き裂く流弾(引き裂く流弾/Rending Volley - MTG Wiki)の枠です。
引き裂く流弾だと青白コントロールやエスパーコントロールだとフィニッシャーであり、タイタンシフトの天敵である悪斬の天使(悪斬の天使/Baneslayer Angel - MTG Wiki)や黎明をもたらす者ライラ(黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer - MTG Wiki)を除去する事が出来ないという大きな弱点があります。
上記2クリーチャーを出すという大振りな動きをした返しに勝利するためにも1マナ重いですが採用。
他にも
・氷の中の存在
・天界の列柱(天界の列柱/Celestial Colonnade - MTG Wiki)
・スレイベンの守護者、サリア(スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben - MTG Wiki)
・翻弄する魔道士(翻弄する魔道士/Meddling Mage - MTG Wiki)
・カマキリの乗り手(カマキリの乗り手/Mantis Rider - MTG Wiki)
・教区の勇者(教区の勇者/Champion of the Parish - MTG Wiki)
などタイタンシフトに対しての脅威になりうるクリーチャー達を安定して除去できるのも採用の理由です。
構築についてはこんなところでしょうか。
ここからは対戦結果です。
R1遅刻コントロール○○
相手はコントロールデッキなのに自分の睡魔をコントロール出来なかったようです。
R2赤青フェニックス××
G1、G2ともに除去を引けず負け。
メイン、サイド戦共にフィニッシャーを引け無かったこと以外は完璧な手札だっただけに残念。
R3ティムールハイヴマインド××
G1
集団意識(集団意識/Hive Mind - MTG Wiki)を貼られた直後に相手が稲妻キャスト→集団意識により稲妻コピー→相手が稲妻のコピーを対象に否定の契約(否定の契約/Pact of Negation - MTG Wiki)キャスト→集団意識により否定の契約をコピー→次のアップキープに契約コストを払えず敗北。タイタンシフトに青マナは入っていません。
G2
集団意識が見えたので自然の要求、再利用の賢者をサイドインするも相手がティムールアグロへアグレッシブサイドボードしたため、有効牌の枚数差、速度差で敗北。
R4青白コントロール××
G1、G2共にランパンはほぼ最速だったがフィニッシャーを引けずに敗北。
ここで初日敗退が決定しましたがPWP稼ぎをするため続行。
R5緑黒ミッドレンジ○○
G1
ハンデス連打されるもクロックがタルモゴイフのみ。大祖始の遺産を起動しキルターンを延長させてから風景の変容で勝利。
G2
1回マリガンし、
・ヴァラクート*2
・森
・遥か見*2
・桜族の長老
がハンドへ。ダブマリしてこれ以上のものが来る確率はほぼ無いのでキープ。
1tヴァラクート設置
2t桜族の長老キャスト
まではよかったのですがそこから廃墟の地をヴァラクート対象に起動→外科的摘出で追放のいつもの流れを決められる。
その後闇の腹心をキャストされたので原始のタイタンを引くかボブ死待ちの状況になる。
その後強情なベイロス2体と桜族の長老を並べ、相手の攻撃を通さないようにして対戦相手ボブ死。
R6青白コントロール○×○
G1
最速で風景の変容をキャスト。必死にドロースペルを連打するも打ち消しを用意できず勝利。
G2
マストカウンターを全て弾かれドミナリアの英雄、テェフリーと精神を刻むもの、ジェイスが並んだため時間がもったいないので投了。
G3
風景の変容を引くも2連打したいためドローゴーを繰り返す。2枚目を引いたため、土地8から風景の変容を打つも謎めいた命令(モード:カウンター、バウンス)で立っているヴァラクートをバウンス。長丁場からの疲れでバウンスケアをしていなかったため、2連打出来ず。タップイン土地をきちんと寝かせてキャストするようにしましょう。完全なプレイミスです、反省。
その後ハンドが弱いと判断した相手が悪斬の天使をキャスト。起きている土地が島1枚になったため、エンド時に焼却で除去。次のドローが風景の変容だったため2連打して勝利。
G7狂乱親和○×○
G1
4tに実験の狂乱(実験の狂乱/Experimental Frenzy - MTG Wiki)を置くも神々の憤怒でと炎の斬りつけで丁寧に除去。その後風景の変容で勝利。
G2
置物破壊、除去を全く引けず1t差で敗北。
G3
序盤からクリーチャーを大量展開し巨大なクロックを用意するも神々の憤怒と炎の斬りつけで丁寧に除去して自然の要求で場を更地に。そのまま風景の変容をキャストし、勝利。
R8赤青ストーム×○○
G1
いつものマナ加速からけちな贈り物。3キル。
G2
相手に減衰球、大祖始の遺産に対処出来なかったため、原始のタイタンを押し通してそのまま勝利。
G3
相手が土地1で止まったため最速で風景の変容をキャストし勝利。
本戦はこんな感じでした。初GPで勝ち越ししたのは嬉しかったけどやはり2日目に参加したかったです。
次の競技イベントは夏のEWなのでそれに向けてスキルアップして結果を残したいです。
話は変わりますが友人からこのブログの過去の記事を参考に余韻を採用したタイタンシフトの方と対戦した事を聞きました。
タイタンシフト初心者向け記事兼自分用のメモのブログが誰かの役に立っているんだなぁと思うと嬉しかったです。これからもゆっくりにはなりますが更新を頑張っていきたいです。
長くなってしまいましたが今回はこんなところで終わりたいと思います。
よきヴァラクートライフを!
それでは。