麺類メモ/Udon's Memo

タイタンシフト紹介ブログ。時々アイマス。/A blog introducing titanshift. sometimes IDOLM@STER.

タイタンシフトの対ボロスバーン戦

こんにちは。

 

モダンシーズンの終了も近いですが今週末は日本選手権も控えており、まだまだ盛り上がっていますね。

 

今回は対ボロスバーン戦についてです。

 

ボロスバーンとは?

主要なデッキリストはこちらから→検索結果 | 晴れる屋

 

稲妻(稲妻/Lightning Bolt - MTG Wiki)などモダンで使える強力な火力呪文や赤のクリーチャーをフルに採用したアグレッシブなデッキです。どんな環境でも一定数いて、カードパワーが高くモダンの中でも人気の高いアーキタイプです。

 

タイタンシフトとの相性はかなり悪い部類で体感では3:7でタイタンシフト側が不利です。しかしボロスバーン側も風景の変容からの即死があるため、お互いがお互いを苦手と感じていることが多いです。

 

ボロスバーンは不利なマッチアップの中でも対策がしやすいのでしっかりと対策をして何とか勝ちを拾いにいきましょう。

 

桜族の長老の起動タイミングについて

過去の記事(桜族の長老の使い方について - 麺類メモ)でも触れていますが盤面に応じて変わります。

 

着地後に即起動する盤面

ボロスバーン側にクリーチャーがいない場合は着地後に即起動です。

理由は焼尽の猛火(焼尽の猛火/Searing Blaze - MTG Wiki)ケアのためです。

 

焼尽の猛火はプレイヤーとクリーチャーの2つを対象に取るため、焼尽の猛火のキャストにスタックして桜族の長老を起動しても適正となり立ち消えしません。

 

一般的なタイタンシフトのクリーチャーが8枚、序盤に出てくるのが桜族の長老4枚のみなので焼尽の猛火は手札で腐りやすいカードです。即起動し、相手に消化させるタイミングを与えずにキルターンをどんどん遅延させましょう。

 

着地後に即起動しない盤面

ゴブリンの先達(稲妻/Lightning Bolt - MTG Wiki)や僧院の速槍(僧院の速槍/Monastery Swiftspear - MTG Wiki)など各種クリーチャーがいる場合はブロックし、ダメージ解決ステップ前に起動します。

 

理由はクリーチャーは打ち切りの火力とは違い恒常的な火力のため、止められる時は止めないとタイタンシフトのキルターンである4〜5tを迎える事が出来ないためです。

 

ゴブリンの先達と僧院の速槍のどちらをブロックするか、というよく発生するシチュエーションがありますが基本的にはゴブリンの先達をブロックします。

 

しかし、溶岩の撃ち込み(溶岩の撃ち込み/Lava Spike - MTG Wiki)をメイン1に打ってから戦闘してきたら僧院の速槍をブロックします。

 

もし稲妻を持っていたら溶岩の撃ち込みキャスト時の果敢誘発にスタックで稲妻をキャストできっちり除去しましょう。

 

死者の原野は誘発させるかどうか

もう何度も取り上げている死者の原野ですが基本的には誘発させる方向でゲームを進行させます。

 

M20以前のボロスバーン戦では「原始のタイタンをなんとかキャスト出来たがブロッカーが足りずに敗北」というのが頻発していたためです。

 

ただしボロスバーン戦では基本的に風景の変容からの即死を狙わないと速度負けするマッチアップです。死者の原野の誘発をさせることに躍起になり過ぎてもいけません。

 

原始のタイタンルートを取った場合、原始のタイタンが着地したら次の自分のターンで確実に勝利できるようにきちんとサーチする事が大事です。

 

理想は4tに緑緑緑XXXの名称カウント6、山カウント5です。一番やってはいけないのは山カウントが少なすぎて原始のタイタンが着地しても盤面に干渉することが不可能な状態です。

 

良い例を挙げるならば

 

  • 森、踏み鳴らされた地、燃えがらの林間地、隠れた茂み、山、冠雪の山
  • 踏み鳴らされた地2、燃えがらの林間地、山、冠雪の山、死者の原野

 

などになります。土地破壊のカードは一切取っていないため、テンポ損しすぎない程度ならタップインしても問題ないです。

 

ボロスバーン戦での噴火ケアについて

風景の変容ルートの場合注意点があります。

それはボロスバーン側の噴火ケアです。どちらも赤白の2マナなので念頭に置きプレイしましょう。

 

しかし、ライフに余裕がない時は下記2つが無いことを祈って土地7で風景の変容を打つ事も大事です。ライフに余裕がある時は気を付けましょう。

 

稲妻のらせん

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稲妻のらせん/Lightning Helix - MTG Wiki

メイン戦での唯一の噴火ケアのカードで19点以上にして土地7枚からの風景の変容の18点から生き延びようとしてきます。

 

土地8枚あったらきっちり36点分叩き込んであげましょう。

 

余談ですが稲妻のらせんといえば、プロツアー06ホノルル準決勝の対戦が有名です。トップデッキすることを強く求められるタイタンシフト使いは願掛けとして大きな試合の前は見ておくといいかも?(私は好き過ぎてほぼ毎日見ています)

 

Topdeck of the Century - YouTube

 

跳ね返す掌

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サイド戦で追加される噴火ケアです。選んだ発生源の次のダメージのみを跳ね返します。

 

ヴァラクートは3点ダメージを誘発の回数分与えるので土地7で風景の変容を打ち、ヴァラクートの誘発スタックで跳ね返す掌を打たれた場合、次のダメージのみなので(3*6)-3で15点しか入らなくなります。

 

またサイド戦で追加されるアタッカー兼ゲイン役の強情なベイロスや原始のタイタンのパンチを跳ね返す目的でも使われます。慎重に戦闘を行うようにしましょう。

 

超レアケースですが自分のクリーチャーでパンチし、相手の跳ね返す掌のスタックで余韻(余韻/Reverberate - MTG Wiki)を打ちコピーする場合は発生源を相手の跳ね返す掌で指定しないとダメージが跳ね返らないので気を付けましょう。跳ね返す掌で跳ね返ってきたダメージの発生源は自分のクリーチャーではなく跳ね返す掌です。

 

過去に跳ね返す掌をきちんと理解していなくて、虹色の前兆を貼って土地6風景の変容からの72点が全て跳ね返ると勘違いして投了したアホなタイタンシフト使いがいたらしい!!!誰の事なんだろうな〜!!!!

 

構築とサイドインアウトについて

今回は日本選手権が控えているのでそれ用に構築してみました。自分が参加するなら以下のデッキリストで参加します。

 

クリーチャー(9)
4 原始のタイタン

4 桜族の長老

1 強情なベイロス 

 

スペル(24)
4 風景の変容

4 明日への探索

3 遥か見

3 稲妻

2 神々の憤怒

2 召喚士の契約

2 大祖始の遺産

2 ムウォンヴーリーの酸苔

1 不屈の自然

1 探検

 

土地(27)
4 樹木茂る山麓

4 踏み鳴らされた地

3 溶鉄の尖峰、ヴァラクート

3 山

3 冠雪の山

2 燃えがらの林間地

2 吹きさらしの荒野

1 霧深い雨林

1 虹色の眺望

1 死者の原野

1 隠れた茂み

1 森

1 冠雪の森

 

サイドボード(15)
3 嵐の乗り切り

2 夏の帳

2 減衰球
1 溜め込み屋のアウフ
1 強情なベイロス

1 内にいる獣

1 丸焼き

1 墓掘りの檻

1 活性の力

1 自然の要求

1 再利用の賢者

 

構築について

  1. 先週のMCQでタイタンシフトが優勝したため、トロンが微減してタイタンシフトが増える読みなのでムウォンブーリーの酸苔、内にいる獣は続投。
  2. タイタンシフトとトロンを両方見れるボロスバーンが増える読みなのでメインに強情なベイロス1。サイドの嵐の乗り切りは2から3に増量。
  3. ウルザソプターは現環境における最適解の1つであると同時にタイタンシフトにとって極端な不利がつくデッキなのでサイドに溜め込み屋のアウフを採用。
  4. ほぼ全てのデッキの墓地対策が薄いが、イゼットストームに勝てないデッキのため、墓掘りの檻は続投。また万が一ドレッジに当たった時にも勝てるように神々の憤怒、大祖始の遺産も続投。
  5. ジャンドがtier1のため虹色の前兆が突然の衰微や暗殺者の戦利品で割られるため不採用。
  6. 今回は珍しくタイタンシフトがメタられる側なので不利アーキタイプ対策を厚く取る。

 

日本選手権はトロン、ウルザソプター、ボロスバーンの3つがトップメタになると予想したため、このような構築にしてみました。

 

クルフィックスの狩猟者(クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix - MTG Wiki)はバーンやジャンドがトップメタの時に強いですが、

 

  • 夏の帳や嵐の乗り切りなど何が何でも通したいカードの情報を教えてしまう。
  • 土地サーチの順番とトップが分かると手札に何があるか推測しやすくなり、どちらのルートでいくかバレやすい。

 

以上2点の理由で不採用。

 

また魔女封じの宝珠(魔女封じの宝珠/Witchbane Orb - MTG Wiki

)はタイタンシフトとバーンに効くが、

 

  • タイタンシフト相手だとムウォンブーリーの酸苔の方が刺さる上に自分の盤面も進行する。
  • バーン相手だとより軽い嵐の乗り切りや同じマナ域でもサーチできる強情なベイロスの方が優秀。

 

以上2点の理由で不採用。

 

 

サイドインアウトについて

サイドインアウトについては下記のものとなります。

out

  • 大祖始の遺産1
  • 原始のタイタン1
  • ムウォンブーリーの酸苔2

 

in

  • 嵐の乗り切り3
  • 強情なベイロス1

 

基本的にはマナカーブを前寄りにし、1t内のアクション数を増やす方向で考えます。

 

減衰球を入れる人もたまに見かけますが、自分の首を締めてしまい、ダラダラ長引いた上にランパンが間に合わなくて敗北となるのがほとんどなのでオススメしません。

 

また嵐の乗り切りは何としてでも通したいカードなので1回くらいならマリガンしても問題ないです。

 

サイド戦はいかに相手の頭蓋割り(頭蓋割り/Skullcrack - MTG Wiki)、アタルカの命令(http://mtgwiki.com/wiki/アタルカの命令/Atarkas_Command)を躱したり、釣りながらゲインするかが勝負です。2マナ立ってなかったらガンガン強気に攻めましょう。

 

忘れがちですが召喚士の契約はインスタントで0マナなのでストーム稼ぎに最適です。相手のターンエンド時に召喚士の契約で強情なベイロスをサーチしてその後に嵐の乗り切りを打って相手のメンタルをへし折りに行く動きもなかなか強いです。ボロスバーンでは自ターンに何も唱えないということの方が少ないのでストームは相手が稼いでくれます。

 

また4t以降で緑マナが3つ以上あり6マナある状態ならば

 

召喚士の契約キャスト(ストーム1)

強情なベイロスをサーチ後にそのままキャスト(ストーム2)

強情なベイロスのゲイン誘発

誘発スタックで頭蓋割り(ストーム3)

頭蓋割りスタックで嵐の乗り切り(ストーム4)

 

と相手の頭蓋割りを1枚釣りながら15点ゲインする事も可能です。

 

ボロスバーン側のサイドカードは?

ボロスバーン側のサイドカードで絶対に意識しないといけないのは頭蓋割りとアタルカの命令です。他にも流刑への道(流刑への道/Path to Exile - MTG Wiki)や跳ね返す掌が採用される傾向が強いですがまず頭蓋割りを躱すことを第一に考えましょう。

 

また焼尽の猛火ですが個人的には全抜きするものだと思っていましたがバーンプレイヤー側からするとベイロスが出てくる前提でゲームプランを組み立てるそうなので抜いても1〜2との事なので前述した桜族の長老の起動タイミングはメイン戦と同じものを徹底しましょう。

 

以上です。

 

対バーン戦はしっかり対策すれば不利なマッチアップの中では比較的勝ちを拾えるので頑張りましょう。

 

そして日本選手権が明日だと思ってたけど実際は今日で絶望しています。記事を書いた意味が…こんなヘマは繰り返さないように気を付けます。

 

それでは良いタイタンシフトライフを!