スタンダード勢向けタイタンシフトの勧め
こんばんは。
今回はタイトルにもある通りスタンダード勢に向けたタイタンシフトの記事です。
既にタイタンシフト組んでる人向けの記事では無いのでその点だけご了承ください。
何故タイタンシフトなのか?
やらないフォーマットのデッキを勧められてもよく分からないと思いますのでまずはオススメの理由を挙げていきます。
今回のローテーションで風景の変容が落ちる
MtGでは発売から一定期間経つとローテーションが起こり、スタンダードで使う事が出来なくなります。
今回のローテーションではスタンダードで猛威を奮った風景の変容(風景の変容/Scapeshift - MTG Wiki)がスタンダード落ちします。タイタンシフトでもフィニッシャーを務める一枚です。
スタンダードから落ちた直後はどのカードも値崩れが発生しやすく、安く手に入れるチャンスです。
スタンダード時代に使った人は愛着のあるカードを使い続け、使われた側の人は安く手に入れて使う側に回ることができます。
ちなみに私は再録前に組んだので1枚6000円で買いました…再録は偉大ですね。
採用されているカードでスタンダードのカードが多い
タイタンシフトは今のスタンダードで活躍しているカードも採用されています。それは以下のものです。
- 死者の原野(死者の原野/Field of the Dead - MTG Wiki)
- 踏み鳴らされる地(踏み鳴らされる地/Stomping Ground - MTG Wiki)
- 樹上の草食獣(樹上の草食獣/Arboreal Grazer - MTG Wiki)
- 丸焼き(丸焼き/Fry - MTG Wiki)
- 夏の帳(夏の帳/Veil of Summer - MTG Wiki)
- 再利用の賢者(再利用の賢者/Reclamation Sage - MTG Wiki)
- 墓掘りの檻(http://mtgwiki.com/wiki/墓掘りの檻/Grafdiggers_Cage)
- 減衰球(減衰球/Damping Sphere - MTG Wiki)
- 殺戮の暴君(殺戮の暴君/Carnage Tyrant - MTG Wiki)
- 目覚めた猛火、チャンドラ(目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno - MTG Wiki)
以上のものがタイタンシフトにも使う事が可能です。
土地サーチの枠に迂回路(迂回路/Circuitous Route - MTG Wiki)、灰からの成長(灰からの成長/Grow from the Ashes - MTG Wiki)を採用しても問題なく回すことが可能です。
メタが回り、スピリットなどが多い環境になれば変容するケラトプス(変容するケラトプス/Shifting Ceratops - MTG Wiki)を採用してもOKです。
何度も再録されているパーツが多い。
タイタンシフトが安いと言われる一番の原因です。ほとんどのパーツが様々なエキスパンションで再録を繰り返しています。
例として何個かピックアップしてみると…(FNM、GPプロモなど除く)
- 遥か見→C19、M13、C16、C17、RAV
- 明日への探索→IMA、MMA、TSP、PHS
- 原始のタイタン→IMA、MM2、M11、M12
- 桜族の長老→CHS、CNS、CHK、CMA17、C16、C18、CMD、C13、C15
- 稲妻→3ED、M10、M11、MM2、ATH、4ED、A25、FAL、ANN、BTD、2ED、LEB、LEA
- 不屈の自然→MvM、10ED、6ED、7ED、9ED、M10、M12、C16、TMP、BTD、8ED、MM2、MIR、C15、DOP
などなど再録が多いのでお手頃な価格で揃いやすいです。
タイタンシフトの高いカードは友好色フェッチランドがありますがKTKで再録されているので初版にこだわらなければ少しだけ安くなります。
現環境において立ち位置が良い
過去の記事(禁止改定とメタの変遷、今後の構築について(追記) - 麺類メモ)でも触れていますがこの記事を更新した2019年9月13日時点でとても立ち位置が良いです。
タイタンシフトはキルターンが4〜5tの中速土地コンボでフェアデッキの大半に有利がつきます。
前環境ではホガークなどの極端なキルスピードのデッキが支配していましたが禁止改訂を経て、フェアデッキ中心の環境となったため立ち位置が劇的に改善されました。
現在のスタンダードプレイヤーはヴァラクートの誘発を理解しやすい
ヴァラクート系のデッキを握って最初に躓きやすいのは「ヴァラクートの誘発の流れの理解」です。
私自身握りたての頃によく間違えて友人にはかなり注意を受けていました(「6枚目の山が同時に6枚戦場に出るから6回誘発」と言われても直感的じゃないですよね…)
しかし、現在のスタンダードプレイヤーはヴァラクートの誘発条件と全く同じ「死者の原野」を経験しているので「死者の原野のゾンビの部分が3点火力になる」と言われたらすんなりと理解できると思います。
またヴァラクートの噴火については過去の記事でも触れているので気になる方はこちらもどうぞ→ヴァラクートの噴火システムと噴火ケアについて - 麺類メモ
回すための難易度が低い
タイタンシフトは簡単に言ってしまえば「土地サーチを繰り返した後に風景の変容や原始のタイタンをキャストしてワンショットキルを狙うデッキ」です。やる事が明確かつ、一直線に出来るのでモダンの中でも比較的難易度は低めです。
「死者の原野のための名称カウント稼ぎ」や「土地の置き方でハンドがバレてしまう」など少し難しい部分もありますが、ただ回すだけならそこは後回しにしても問題ないです。
規定枚数まで土地を伸ばしてからフィニッシャー叩きつけたら対戦相手は投了してくれます、簡単ですね。
リストについて
ここまで読んだ方は「ほ〜ん。で、理由は分かったけど肝心のリストは?」と考えると思います。
最近の記事(禁止改定とメタの変遷、今後の構築について(追記) - 麺類メモ))で現環境を見たリストも作っていますが、今回は組みやすいように安く構築し、分かりやすく安定しやすいリストを考えてみました。カード名の横の数字はwisdomguild掲載の1枚あたりの最安値です。
クリーチャー(8)
4 原始のタイタン(650円)
4 桜族の長老(43円)
スペル(25)
4 風景の変容(1,480円)
4 明日への探索(9円)
3 遥か見(9円)
3 稲妻(220円)
2 神々の憤怒(280円)
2 召喚士の契約(1,380円)
2 大祖始の遺産(400円)
2 探検(20円)
2 灰からの成長(10円)
1 迂回路(30円)
土地(27)
4 樹木茂る山麓(2,280円)
4 踏み鳴らされた地(1,026円)
4 燃えがらの林間地(106円)
3 山(5円)
3 溶鉄の尖峰、ヴァラクート(1,400円)
3 冠雪の山(50円)
2 吹きさらしの荒野(1,180円)
1 死者の原野(349円)
1 隠れた茂み(80円)
1 森(8円)
1 冠雪の森(36円)
サイドボード(15)
3 嵐の乗り切り(9円)
3 夏の帳(450円)
2 減衰球(100円)
2 丸焼き(80円)
2 自然の要求(10円)
1 内にいる獣(20円)
1 墓掘りの檻(150円)
1 再利用の賢者(10円)
合計36,408円
回してみてさらに興味が出てきたらここにメタに合わせたカードと入れ替えれば基本的には問題ありません。
モダンという変容する環境でも常に風景の一部であるタイタンシフトに興味を持っていただけたら幸いです。
気になることがあればtwitterのアカウント(うどん (@udon8823)さんはTwitterを利用しています)にリプライいただければ答えられる範囲で答えます、お気軽にどうぞ(鍵垢ですが基本的に承認しています)。
それでは。